学歴だけの子は苦労します【前編】これからの子どもたちに必要な力とは

高校や大学に行けば安泰なのか?

ため息をつく男性のイラスト

大学に行ければいいや

高校に行ければいいや

そう思っている保護者の皆さんは是非ご注意ください。

大学進学は二人に一人を超えた

学校のアイソメトリックイラスト

高校に進学する子は約98%※1、大学の進学率は約54%※2

この数字を見てどう思いますか?

私は高校や大学に行くだけで安心できる時代は終わったと考えています。

これまでは進学することで希少価値が高まり、安定した雇用が約束されていました。

しかし二人に一人以上という状況は既に希少性が低いです。

つまり学歴以外の何かが必要です。

大学に行かなくていいわけではない

退屈そうにスマホを使う人のイラスト

もちろん高校や大学に行かなくていいという話ではなく、行けるなら行ったほうがいいでしょう。

学歴が無い人が重宝される時代が来たわけではありません。

こういった話をするとじゃあ学歴は無意味なんだ、学歴は絶対必要だとゼロか100かですぐ分別する人がいますがそんな簡単な話ではありません。

では学歴以外の何かとは何なのか。

それはあなたのお子様の中にあります。

学歴以外の何かとは

勉強をする男子学生のイラスト

もう少し具体的に言うと

  • コミュニケーション能力
  • お子様の好きなものやハマれるもの×人の為になにができるか

ということです。

まとめたつもりですがまだわかりにくいですね。。すいません。

学歴だけの子とは?

勉強好きな学生のイラスト(男子)

学歴だけの子は、極端なことを言えば東大やハーバード大などなんでもいいんですが非常に入学が難しい大学に友達も作らず趣味もなく、ひたすら勉強して何とか入学したような人です。

さらに、ただただ高学歴を目指し何かしたいわけでもない。

ここまでいうと流石にみなさん、そんな子は社会に出るのが難しそう、とわかってくれるかもしれませんがこんな子ですね。

しかし就職に関していえば求められているのは高学歴ではありません。

「四大卒以上」であり「高学歴」や「MARCH」以上など明記されているわけではありません。

就職の際になぜ四大卒が有利なのか

グループディスカッションのイラスト

それは「基礎能力」や「対人能力」が経験的に学歴に比例していると考えているからです。

何か研究結果があるわけではなく、企業の経験から求人の際に設定をしているわけです。

そして企業が一番重視しているのは「コミュニケーション能力」です。※3

コミュニケーション能力が優れた人物を集めようとすると四大卒の人が結果的に多く集まった。

それなら四大卒以上を集めたほうが効率的だろう。

そんな流れで四大卒の方が就職に有利という時代が来たわけですね。

保護者や子どもたちもそんな時代を見て、就職のことはよくわかんないけど四大卒は目指しとかないとね。

みたいになっちゃったんですね。

学校や塾業界もとりあえず大学入学!を目指し、社会はとりあえず大学入学社会となりました。

人を学歴で判断する人も多くなり、大事なものが見過ごされてきました。

大事なのは学歴ではなくコミュニケーション能力

楽しく同僚と話す会社員のイラスト

企業が大事していたものは何でしょう?

「コミュニケーション能力」です。

学生時代にこの「コミュニケーション能力」を得る生活をしているかが大事になります。

何もリア充になれというわけではありません。

普通でいいんです。

斜に構えず、仲良くできる子たちとだけでいいので仲良くする。

友達100人できるかなとかは時代遅れです。

好きなことと人の為になること

崖から落ちそうな人を助ける人のイラスト

お子様の好きなものやハマれるもの×人の為になにができるか

という部分です。

YouTuberがはやり始めた時

「好きなことで生きていく」

という文言がありましたが、今やそれができている人は一握りでしょう。

そりゃあそうですよ。

自分の好きなことだからって人に迷惑かけながらお金稼ぐ人が増えたら嫌じゃないですか。

じゃあ残っている人はなぜ残っているのか。

それは人の為になっているからです。

その人のことを見て助かっている人達がいるからです。

だから「好きなことで生きていく」ことが難しいのではなく

「好きなことで生きていく」×「人の為になることをする」

この二つが大事なんです。

どちらかだけだとやはり続きません。

人の為になるけど全然楽しくない、むしろつらい。

好きなことで生きてるけど人の迷惑になっている。

まぁ続きませんよね。

だから両方を大事にしていきましょう。

まとめと次回予告

さて、

  • コミュニケーション能力
  • お子様の好きなものやハマれるもの×人の為になにができるか

が大事だと言いましたが、どうしたらできるのか。

少し長くなったので具体的に保護者がどうすればいいのかについては

次回のブログで書きたいと思います。

それでは!

参考データ

※1

※2

※3

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